ムグンファの会

世代が違う、職業が違う、何かと違う在日コリア系の女性同士で、よく食べ、よく遊び、よく学んで、楽しみませんか?

ふだんの生活で同じ慶應卒の在日コリア系女性と出会い気軽に語り合うチャンスは滅多にないもの。そんな場があったら……そんな「楽しもう」という思いから〈ムグンファの会〉は2010年に誕生しました。

ムグンファ……。日本語では「ムクゲ」といい「木槿」と書きます。韓国語では「무궁화」といい「無窮花」と書きます。

私たちが、少なくともルーツのひとつを朝鮮半島に持っていることを大事にしたいという思いから韓国語で「ムグンファ」と呼び、同時に日本で暮らしていることをも大事にしたいという思いからカタカナでムグンファと記すのがいいと考えました。

ムグンファという音は美しい響きを持っており、美しい花でもありますが、ただ美しいだけではありません。初夏から秋まで長い間咲き、寒い季節にちょっとだけひと休みしたら、また長い間咲く花です。

木も枯れることなく年を経るごとに成長します。毎年、一本の木にたくさんの花を咲かせるムグンファの木。この女性の会が、たくさんの花々にずっと栄養を送り続けられるムグンファの木のような存在であれ。

来る年も来る年も毎夏、暑さに疲れている時に、見る者の心を潤わせ、励まし、華やいだ気分にさせてくれるムグンファの花々。メンバーの女性一人一人が、たくましく美しいムグンファの花のようであれ。

そもそもムグンファの花は、在日コリアン1世2世の女性たちを思い出させる花ではありませんか? 彼女たちの多くは言いつくせないほど、たいへんなご苦労をなさいました。3世世代の私から見ると、彼女たちはまさにたくましく、ひと休みしては再び美しく咲き続けるムグンファの花のような存在です。

〈ムグンファの会〉にはその名称とともにいろいろな思いが込められています。

〈ムグンファの会〉が生まれた2010年の秋にはさっそく、かつて朝鮮王室の李垠殿下・李方子妃殿下ご夫妻のお住まいだった住居を使用したレストラン、いまはなき赤坂プリンスホテルの別館トリアノンでランチ・パーティーを開催しました。

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2011年5月には韓国料理のピョンス(夏の冷たいゆで餃子)を作って食べるクッキング・パーティーを開催しました。

クッキング・パーティーは年2回の定例イベント(うち1回は韓国料理店で韓国料理を教えていただき食すというもの)にしようかと検討しているところですが、会がどのようなイベントを実施するかについては、会員のみなさまの声にお応えする形で実施していきます。

これまで、韓国の各地方はもちろん、朝鮮半島から離散したコリアンたちが暮らす中国の延辺やサハリン、ロスのコリアンタウンへ行く旅行を企画してほしい、いろいろな韓国の楽器に触れることのできる機会を提供してほしい、薩摩焼の沈寿官先生の窯元でお話をうかがってみたい等々、数多くの声をいただいています。

みなさまの声にどれほどお応えできるかはおぼつきませんが、いろいろなことにチャレンジしてみたいと思います。また、各イベントにおいて、性別に関わらず、会員のご家族やご友人もご参加いただけるよう、検討しているところでもあります。

どうぞお気軽にお天気のよい日にふらりと散歩に出かけるような気分、あるいは夕立にあったときにちょっと雨宿りするような気分で〈ムグンファの会〉においでください。

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